折口信夫 死と再生、そして常世・他界
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商品コード: 9784908028274
「死は死ではなく、生の為の静止期間であった」(「若水の話」)—。折口信夫が“古代研究”として、国文学と民俗学を辿って明らかにしたのは、「魂」の死生観が古代人に存したことにあった。「外来魂」をキーワードに「死と再生」を説く折口は一方で、古典解釈や沖縄民俗探訪から「常世・他界」という古代人の世界観を論じる。従来の死生観が問われている現在、折口信夫の死生観と、それを反映して書かれた小説「死者の書」を収録する。